韓国文化とヨモギ
アニョハセヨ KVILLAGE新大久保駅前校です
突然ですが、皆さんはヨモギお好きですか??
日本でヨモギと聞くと、よもぎ餅を連想される方が多いかと思います。
韓国でもヨモギのお餅も多く見られますが、日本に比べてより多くの場面でヨモギを目にします。
韓国で古くから伝わるお話の中に단군신화(タングン神話)という神話があります。
タングン神話とは、韓国民族の起源ともいわれている伝説で、この話の中にもヨモギが登場します。
物語の中心人物である天帝の王子ファヌンが人間界に降りたとき、人間になりたい熊と虎に出会いました。
ファヌンは、熊と虎に洞窟の中で、100日間ヨモギとニンニクだけを食べる修行を命じました
虎は途中であきらめてしまいましたが、熊は修行に耐え抜き、人間になるチャンスをつかみます。
人間の女性になった熊は、ファヌンと結婚をし、その二人の間に子供を授かりました。
その子供タングンが、のちに古朝鮮を建国したと言われています。
神話なので、何じゃそりゃなストーリではありますが、今の韓国が出来るずっと昔からヨモギとニンニクには強い力があると信じられていたようです。
ニンニクは皆さんが知っている韓国料理にもよく入っているので、存在感を感じると思います。
では、ヨモギがどれだけ韓国文化に溶け込んで、愛されているのか見ていこうと思います
韓国の健康法
韓国でエステやマッサージを受けに行くと、쑥찜질(よもぎ蒸し)という言葉を聞くことがあると思います!
よもぎ蒸しとは、ヨモギを煎じて下半身を蒸す、いわば下半身サウナのようなものです。
婦人系の病気や泌尿器系の悩みにとても良いとされている、韓国の民間療法のことを言います。
このよもぎ蒸し、韓国ではとてもポピュラーで、サロンに行かなくても自宅でできるパットタイプも売られています。
また、美容大国韓国では、化粧品にもヨモギが使われています。
血液循環を助ける効果や、鎮静効果、老化防止効果があるヨモギは、化粧品にピッタリなんだとか、、、
健康や美容意識の高い韓国にとってヨモギは、切っても切れない存在なのです。
ヨモギラテ
韓国のカフェに行くと、高い確率で쑥라떼というメニューを目にします。
これは、ヨモギラテのことを意味します。
健康にいいヨモギ…苦いんじゃないの?と思われる方も少なくないと思いますが…
全然そんなことありません!! 優しい苦みと甘みが調和し、薬草らしいさわやかな後味で癖になります。
私は、抹茶ラテが大好きで、カフェに行くと毎回抹茶ラテを注文していたのですが、韓国でヨモギラテと出会ってから完全に乗り換えてしまいました
チェーン店にも売られていることがおおいいので、ぜひ飲んでみてください
ヨモギの特産地ヨス
韓国全土でヨモギスウィーツを楽しむことはできますが、韓国南部にある観光地ヨスに行けばもっと特別なヨモギスウィーツに出会えます!
ヨス旅行で出会ったヨモギスウィーツをいくつかご紹介いたします
まずは、上の写真여수당(ヨスダン)のヨモギチョコパイ
こちらは、お土産用に購入したのですが、一つがとても大きく中のクリーム量もたっぷりで、とてもボリューミーでした。
また、味は、甘すぎず大人のチョコパイみたいな感じです!
ヨスダンには、ヨモギアイスクリームもとても人気です!
ミルク系のアイスなのにとっても爽やかで、暑い夏にぴったりな味です
ヨスダンから道路挟んだ目の前に位置するヨスカステラもぜひ立ち寄ってみてください。
私たちが良く知っている長﨑カステラの製法そのままを売りにしているカステラ屋さんなのですが、ここでもヨスならではのヨモギカステラが売られています。
イメージキャラクターの押印がされていて見た目とてもかわいいです
フワフワの生地にほんのり香るヨモギが口に広がりとてもおいしいです
韓国にはここでは、紹介しきれないヨモギスウィーツがまだまだあります。
ぜひ、旅行に行かれた際韓国のヨモギを探してみてくださいネ(^_-)